手汗は病気？手掌多汗症とは？解説します。

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手汗が症状として発生する病気とは

ただ単に「手汗をかく」という事象に注目してしまうと、ただの「汗っかきだね」で終わってしまうことも多いです。
実は手汗というのは他の病気の症状のサインとして現れることもあり、頭の隅に入れておくといいです。

現在、よく言われているところで言うと下記のような病気の症状として、手汗がとても出ることがあります。

• バセドー病
• 糖尿病
• 結核
• 白血病
• 褐色細胞腫
• 末端肥大症

もちろん可能性の話ですので、それぞれ他の症状と併せて手汗が出るようであれば、近くの病院で診断してもらいましょう。

上記を大前提として挙げた上で、
手汗がたくさん出てしまう。という症状がメインの病気があります。

それが「手掌多汗症」です。

手掌多汗症とは

局所的多汗症とも呼ばれ、全身性多汗症の逆で身体の一部の汗が止まらないという病気です。
局所的多汗症は主に、手のひら、足の裏、脇の下、額などに多く発症します。

世間的には脇の下が一番悩んでいる人が多いでしょうか？
脇アセパッドや８×４など、脇の汗対策に付随する商品が多いですね。

しかし日本人の5%は手汗にも悩んでいると言われており、学校のクラス換算すると、1クラスに1-2人は手汗に悩んでいる計算になります。
（1クラス30人計算）

手掌多汗症には症状のレベルには個人差があって、ひどい人だと常に手汗で手のひらが濡れており、何かに触るたびにその物を汚してしまったり電子機器を故障させてしまったりします。
こういった段階まで来たら、”生活に支障をきたす”レベルとして判断して本格的な治療を視野にいれるべきです。

手掌多汗症の治療方法

手汗の治療方法ですが、

一時的に手汗を抑える方法
根本的に手汗を止める方法

の2種があります。

ご自身の症状に合わせて治療方法を選択すべきですが、
手掌多汗症を根本的に治療する場合には「手術」しかありません。

代表的な手術方法はETS手術というものです。
昔は3cmほどの傷を身体へ空け、そこから交感神経の一部を切除するという方法でした。
しかし現代では医療の進歩に伴い、脇の下などの目立たない部位に小さなキズを付ける程度で切除が可能です。

内視鏡などの設備の普及が大きく貢献していますので、日本という国に感謝ですね。

しかしこの交感神経の切除、一つだけ注意しなくてはなりません。
それが「代償性発汗」です。

元々人間の発汗量というのは個人それぞれで決まっております。
手のひらからの発汗を止めた場合、帳尻を合わすために当然他の部位からの発汗量が増えます。

それにより、手術後にいつもよりも脇汗が増えた、足汗が増えた、などの症状も実際にあります。
その人それぞれの汗腺の位置や汗の分泌総量が個人差があるため、クリニックの専門医とよく相談をして、治療内容を決めましょう。

手掌多汗症かの判断目安！セルフチェック方法

手汗レベルチェック

さて治療内容について説明してきましたが、実は「そもそも」手術が治療内容として必要な人は多くはありません。
一口に手汗に困っている、手掌多汗症といっても症状にレベルがあります。

手汗のレベルとして、クリニックでも採用されている簡単にご自身の手汗レベルをチェックできる指標があります。

• レベル1.手汗で手が湿っている（キラキラしている）
• レベル2.手のひらに水滴が溜まる
• レベル3.手のひらから水滴がポタポタ落ちる

それぞれの手汗レベルに適した対策が載っている記事はコチラ

あなたはどのレベルに当てはまりましたか？
多くの人はレベル1-2であるかと思います。

多くの人は手術までしなくても解決する！

レベル1-2にあてはまった方、その人達は今すぐに手術を検討する段階ではありません！
その前にまずこちらを試してみましょう。
ちなみに私も以前レベル2の症状が多く出ていたのですが、現在はこれで対策しているので手汗に困るシチュエーションがとても少なくなりました。

まずやってみるべき対策とは、手汗専用の制汗剤をしようすることです！
通常の脇用の制汗剤とは異なり、皮膚の薄い手のひら専用の商品が販売されているのです。

いくつか販売されている種類があるのですが、私が実際に使用して試してみた所感を含めたランキング記事を作成しました。
こちらを是非参考にしてみてください。